仮面ライダー鎧武

老若男女問わず大人気の『平成仮面ライダー』シリーズ第15作です。
「フルーツをモチーフにした仮面ライダー」や、「変身時の音声のバリエーション」など様々な要素が取り入れられている一方で、サブカルチャー好きの間では、人気作かつ超問題作『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄さんが脚本を主に担当した、ということで話題になりました。
その期待に応えて(?)か、けっこうドロドロしています。一言でいえば、これまでの「平成仮面ライダー」で描かれた負の側面を凝縮したようなところはあります。『仮面ライダー龍騎』でのライダー同士のサバイバルや、『仮面ライダー剣』での「ライダーは黒幕の駒としてしか見做されていなかった」などという要素が、余すところなく詰め込まれています。
作中に登場するアーマードライダー(果物の特性をもつ武装「ロックシード」と「戦極ドライバー」「ゲネシスドライバー」というベルトで変身する戦士の総称)はこれまでの作品の中でもトップクラスですが、実力が及ばないものは淘汰されていき、死者もかなりの数にのぼっていきます。
その展開もあり、バトルシーンは熱く、これだけでも見応えがあります。特に、主人公である葛葉紘汰・仮面ライダー鎧武の最強形態・極アームズの「全てのアーマードライダーの武器を使用可能」という能力は反則的です。これが、人間を超えた存在「オーバーロード」になる、という伏線でもあるのですが。
同じくオーバーロードとなった駆紋戒斗・ロードバロンとの最終決戦は互いの死力をかけたものとなり、最後まで勝敗がわからない対決はシリーズ中でもボルテージが最高潮となっています。
そして、ドラマ版の後日談となる小説版は、ファンなら必読と言えます。

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